「キズナイーバー」で人との関わり方を考える

最近見たアニメで印象に残っているのは「キズナイーバー」というアニメです。これはあまり長い物語はちょっと・・・という方にはオススメです。とあるクラスの性格がバラバラな数人が、身体や心で感じる痛みを全員で分散し、共有するという実験対象になるところから物語は始まります。物語を通して言いたかったことは、痛みを他人と共有することで他人と繋がりあえるか、という論点でしょうか。

「キズナイーバー」はひと夏の話だけです。傷の絆で繋がっている間はそれだけですが、徐々にその絆は大きくなっていき、他人の心の声まで聞こえるようにまでなっていきます。でもそれは耐えられないと知るキズナイーバーたち。見てみると恋愛要素も豊富に含まれていて、何角関係なのか、最終的にはどことどこがくっつくのかというのが楽しいです。見る前はこんなに恋があるとは思っていなかったのでちょっとびっくりしました。三角関係などが好きな人にはオススメです。

絆を深めることによって相手がわかるようになる、ちょっと綺麗事だと思ってしまうへそまがりな私ですが、そんな私でも共感できるキャラがいました。ちょっと闇を抱えて、人との繋がりを捨てた女の子なのですが、皆が皆ポジティブに絆で繋がろうねっ!じゃなく、そういうキャラもいてくれるので物語に深みが出ました。ちょっとやそっとでは友達と作らない頑なな姿勢が気に入りました。そこで簡単に寝返ってしまっては残念ですもん。

このキズナイーバーシステムに関わっている謎の少女と、キズナイーバーに選ばれたうちの一人である主人公との関係もおいおい明らかになっていき、物語は学校から街へと規模が大きくなっていきます。どう終息し、キズナイーバーは果たしてどうなるのかが最終回の見どころですかね。

笑えるシーンは期待したほどありませんでした。どちらかというとシリアスモードが多いのかな?かといってそんな暗くなりすぎることはないのですが、アニメとしては「考えさせられる」というジャンルだと思います。戦闘シーンが特別あるわけでもなく、ギャグアニメでもなく、泣けるアニメ(ちょっとはありますが)というわけでもなく、でもなんだかハマっちゃう力がこの作品にはありますね。